平成 30年 第 1回定例会( 3月) 本会議5号 (3月23日) 出席議員 19名1番議員 日 置 友 幸 11番議員 菊 永 忠 行2番議員 川 畑 実 道 12番議員 松久保 正 毅3番議員 大倉野 忠 浩 13番議員 浜 田 茂 久4番議員 米 満 孝 二 15番議員 竹 迫 毅5番議員 大倉野 由美子 16番議員 満 留 秀 昭6番議員 鮫 島 信 行 17番議員 加治佐 民 生7番議員 大久保 太 智 18番議員 蔵 元 慎 一8番議員 西 次 雄 19番議員 山 下 つきみ9番議員 内 園 知恵子 20番議員 伊瀬知 正 人10番議員 吉 永 賢 三 欠席議員 1名14番議員 今 吉 賢 二 ─────────────────────────────────── 地方自治法第121条による出席者市 長 塗 木 弘 幸 知 覧 特 攻 平和会 館 長 福 田 成 孝副 市 長 本 多 公 明 税 務 課 長 内 原 広 行教 育 長 有 馬 勉 健康増進 課長 松 清 浩 一総 務 課 長 金 田 憲 明 長寿介護 課長 東 成 功財 政 課 長 石 田 俊 彦 耕地林務 課長 江 平 恒 博企 画 課 長 山 脇 勝 次 畜 産 課 長 濱 田 純 一市民生活 課長 上 赤 秀 人 商工観光 課長 白 坂 正 弘福 祉 課 長 網 屋 多加幸 都市計画 課長 松 山 和 人建 設 課 長 尾 込 福 蔵 建築住宅 課長 楠 元 章 一教育総務 課長 上 野 勝 郎 水 道 課 長 若 松 仁 司会 計 管理者 松 窪 和 文 学校教育 課長 田 邉 源 裕防災安全 課長 古 屋 隆 弘 文化財 課 長 日 置 健 作───────────────────────────────────
事務局職員出席者事 務 局 長 下 薗 宏一郎 議 事 係 長 上 村 孝 子庶 務 係 長 菊 永 隆 信 議 事 係 尾 辻 圭 市 第1回定例会議事日程(第5号) 第 1.
会議録署名議員の指名 第 2.議案第15号 南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第 3.議案第16号 南九州市
石油貯蔵施設立地対策等交付金基金条例の制定について 第 4.議案第17号
南九州市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について 第 5.議案第18号 南九州市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 第 6.議案第19号 南九州市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 第 7.議案第20号 南九州市一般住宅条例の一部を改正する条例の制定について 第 8.議案第21号 南九州市畑の郷水土利館条例の一部を改正する条例の制定について 第 9.議案第22号 平成30年度南九州市一般会計予算 第10.議案第23号 平成30年度南九州市
国民健康保険事業特別会計予算 第11.議案第24号 平成30年度南九州市
後期高齢者医療特別会計予算 第12.議案第25号 平成30年度南九州市
介護保険事業特別会計予算 第13.議案第26号 平成30年度南九州市
農業集落排水事業特別会計予算 第14.議案第27号 平成30年度南九州市
公共下水道事業特別会計予算 第15.議案第28号 平成30年度南九州市
水道事業会計予算 第16.同意第 1号 南九州市副市長の選任につき同意を求めることについて 第17.議案第29号 南九州市
合併新市基本計画の変更につき議会の議決を求めることについて 第18.議案第30号 南九州市パンとお茶の館「茶楽里」条例を廃止する条例の制定について 第19.議案第31号 財産の無償譲渡について 第20.議員派遣の件 第21.常任委員会の閉会中の継続審査の件 第22.議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査及び各常任委員会の閉会中の継続調査の件平成30年3月23日 午前10時0分開会
△開議
○議長(伊瀬知正人) これから本日の会議を開きます。 ────────────────────
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(伊瀬知正人) 日程第1,
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,議長において大倉野由美子議員,鮫島信行議員を指名します。 ────────────────────
△日程第2―日程第3 議案第15号―議案第16号一括上程
○議長(伊瀬知正人) 日程第2,議案第15号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第3,議案第16号南九州市
石油貯蔵施設立地対策等交付金基金条例の制定についてを一括議題とします。 本案について,
総務常任委員長の報告を求めます。 [
総務常任委員長西次雄議員登壇]
◎
総務常任委員長(西次雄) 皆さん,おはようございます。それでは,
総務常任委員会に付託された議案第15号及び議案第16号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 まず,議案第15号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 委員会は3月12日に開催し,執行部の出席を求め,
産業建設常任委員会との連合による審査をいたしました。 本案は,消費生活相談員の報酬の見直しと集落支援員を設置することに伴い,所要の改正をするものであります。 委員から,改正の内容について説明を求めたところ,消費生活相談員の報酬を近隣市並みに引き上げることと,集落支援員を新たに設置することに伴い報酬を定めるもので,集落支援員の報酬については,再任用職員の給与を参考に定めるとのことでありました。 委員から,消費生活相談員の勤務体制と相談件数等についてただしたところ,月16日勤務で,29年度は108件の相談があり,相談件数が増加傾向にあるとの答弁でありました。 また,集落支援員の業務内容についてただしたところ,
コミュニティプラットホームを構築するために集落支援員を設置するもので,業務内容については,地域巡回による点検業務や,地域活性化のための助言・サポートを行い,30年度はモデル地区を募集する予定であるとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第16号南九州市
石油貯蔵施設立地対策等交付金基金条例の制定について,審査の経過と結果を申し上げます。 委員会は3月9日に開催し,執行部の出席を求め審査いたしました。 本案は,
石油貯蔵施設立地対策等交付金交付規則に規定する
石油貯蔵施設立地対策等交付金を適正に管理し,公共施設の整備等に要する経費に充てるため,この条例を制定しようとするものであります。 委員から,公共施設の整備等の内容について説明を求めたところ,消防団車両等の更新を計画しており,積み立てた基金を購入費に充てたいとのことでありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
総務常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,
総務常任委員長の審査報告を終わります。 これから議案第15号及び議案第16号の委員長報告に対する質疑を一括して行います。質疑はありませんか。
◆議員(大倉野由美子) まず,市の報酬及び費用弁償等に関する条例の件ですが,
コミュニティプラットホームの構築のための目的で,集落支援員の方が配置をされるということなんですが,これは,既にモデル地区を募集をされる予定だということですが,既に申し出なり,相談のある地区があるんでしょうか。そういったのが論議をされたかどうか。 あと2点目は,この石油備蓄の関係の交付金が,これまでどういう状況で振り込み,毎年度の交付金が幾らぐらいあって,それが今までどういうふうに使われてこられたのか。その消防車両の購入は,今改めて購入をされるという計画で,新たな積み立てになるのかどうか,そこをお尋ねいたします。
◎
総務常任委員長(西次雄)
コミュニティプラットホームの関係での集落の募集については,まだ募集はかけておりません,というふうに認識しております。そういう質問はございませんでした。30年度に入ってから,募集を始めるというふうに思っております。特にそのことについて,募集があるかないかということまでは,質問は出ませんでした。 次に,
石油貯蔵施設立地対策等交付金については,審査の中で幾ら金額があるのかということについては,733万7,000円が交付されるということでございます。それで,通常,毎年度くるわけですので,それを積み立てて消防車両等の更新あるいは大きな消防施設を整備するときに使うための基金であるということでございますので,通常の年度のホースを更新したり,購入したり,消耗品,備品を購入したりするのには影響はないとの答弁でございました。 以上です。
○議長(伊瀬知正人) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで質疑を終わります。 これから議案第15号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第15号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
総務常任委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第15号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第16号南九州市
石油貯蔵施設立地対策等交付金基金条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第16号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
総務常任委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第16号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 ────────────────────
△日程第4―日程第6 議案第17号―議案第19号一括上程
○議長(伊瀬知正人) 日程第4,議案第17
号南九州市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてから,日程第6,議案第19号南九州市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてまでの,以上3件を一括議題とします。 本案について
文教厚生常任委員長の報告を求めます。 [
文教厚生常任委員長吉永賢三議員登壇]
◎
文教厚生常任委員長(吉永賢三) おはようございます。
文教厚生常任委員会に付託された議案第17号,議案第18号及び議案第19号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月9日と12日に開催し,執行部の出席を求め審査いたしました。 まず,議案第17
号南九州市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 本案は,
南九州市立田代小学校と川辺小学校の再編により,平成31年3月31日をもって田代小学校を廃止することに伴い,
南九州市立学校設置条例の別表,小学校の表から,田代小学校の項を削るものであります。 また,附則において,
市立学校体育施設開放事業照明施設使用料徴収条例の別表中,
田代小学校屋外照明施設を旧
田代小学校屋外照明施設に改めるものであります。 委員から,閉校に伴う補助金の適正化に関する法律との関連について説明を求めたところ,田代小学校は,平成23年に補助事業を導入し体育館の改修を行った。事業導入後10年経過していないが,改修前の体育館の処分年限が平成25年までで,平成23年の改修が処分年限の範囲内であったことから,10年経過したとみなされるとのことでありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第18号南九州市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。議案第18号は,
総務常任委員会との連合審査をいたしました。 本案は,
国民健康保険法の一部が改正され,平成30年度から,
国民健康保険制度の安定的な財政運営及び効率的事業を確保する目的で,財政運営の主体が県へ移管されることに伴い,県が示した3方式の標準保険料率及び
国民健康保険運営方針を踏まえ,本市の税条例を改正しようとするものであります。
国民健康保険税の税率について,基礎課税額分の資産割額の税率を8.1%引き下げ16.2%に,被
保険者均等割額を2万7,400円に,世帯別平等割額を2万2,200円に改正しようとするものであります。
後期高齢者支援金等課税分については,所得割額の税率は0.1%引き上げ2.3%に,資産割額の税率を2.5%引き下げ5%に,被
保険者均等割額を7,600円に,世帯別平等割額を6,200円に改正しようとするものであります。
介護納付金課税分については,資産割額の税率を3.1%引き下げ6.1%に,被
保険者均等割額を1万400円にしようとするもので,県から示された3方式の標準保険料に少しずつ近づけようとする改正であるとともに,被保険者の急激な税負担の増とならないよう,それぞれの税率を設定したものであります。 被保険者数,世帯数,所得割額及び資産割額等の条件をそろえ,現行税率を改正しようとする税率で課税額を試算したところ,改正後の課税額が現行税率の課税額に対して0.09%の増になるとの説明でありました。 なお,改正後の税率は,平成30年度賦課から適用しようとするものであります。 委員から,条例改正後,市民への周知はどのようにするかただしたところ,議会の議決後に,市報などにより広報したいとの答弁でありました。 討論において,県内でも本市の国保税率は高く,一般会計から繰り入れがないと市民の負担が大きいことから反対するとの反対討論がなされ,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第19号南九州市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 本案は,第7期
介護保険事業計画に基づき,平成30年度から平成32年度までの保険料率を定めること及び
地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い,所要の改正をするものであります。 改正の主な内容は,保険料の基準額を年額7万6,800円,月額6,400円とし,所得段階別の保険料などについて,それぞれ改正するものであります。また,介護保険制度における低所得高齢者の保険料軽減を図る措置として,第1段階の保険料の年額を3万4,560円に改めるものであります。市町村の質問検査権については,第2号被保険者の配偶者もしくは第2号被保険者の属する世帯の世帯主などもその対象となるよう,範囲を拡大するものであります。 委員から,第7期
介護保険事業計画の改定内容について説明を求めたところ,国の制度改正,介護報酬の改定が主なもので,本市の新しいサービスとしては,
認知症対応型通所介護の開始と,
介護療養型医療施設が介護医療院へ移行となるとのことでありました。 委員から,介護医療院について説明を求めたところ,介護医療院とは,医療機能と介護機能をあわせ持つ施設で,今回,介護保険施設の中の
介護療養型医療施設が,介護医療院へ移行するものであるとのことでありました。 討論において,保険料の引き上げ幅が大きく,低所得者層の負担が大きいので反対するとの反対討論がなされ,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
文教厚生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,
文教厚生常任委員長の審査報告を終わります。 これから,議案第17号から議案第19号までの,以上3件についての委員長報告に対する質疑を一括して行います。質疑はありませんか。
◆議員(浜田茂久) ただいま,委員長報告がございましたが,議案第17
号南九州市立小学校設置条例の一部を改正する,いわゆる廃止条例でありますが,この条例について,委員会として,いとも簡単に廃止を認めたように感じます。少なくとも小学校は,我が薩摩の西郷先生が,西郷内閣の時代につくった小学校であります。義務教育であります。そういう大切な国民を育てていく公共の義務教育の施設でありますが,いとも簡単にこの条例を廃止する方向で決定されたのか,これに異論を唱える意見もなかったものかどうか。 我が南九州市においては,突如,茶業施設についても廃止する方向です。公共施設がだんだんと消えていきます。我々の生まれ育った地域が消えていくという,そういう校区の結束が薄れるような感がしますが,そのような,少なくとも議論はなかったものかどうか,問うものであります,ただすものであります。
◎
文教厚生常任委員長(吉永賢三) ただいま,浜田議員の御質問がありましたが,そのような議論はありません。
○議長(伊瀬知正人) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで質疑を終わります。 これから議案第17
号南九州市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第17号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
文教厚生常任委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第17号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第18号南九州市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(内園知恵子) 議案第18号南九州市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について,反対の立場から討論いたします。
国民健康保険法の一部が改正され,国民健康保険の財政運営の責任主体となる県が提示する標準保険料率に基づき,本市の
国民健康保険税の税率を改正することに伴い,保険税の算定の方式は4方式から3方式になり,資産割の割合が段階的に縮小していくことなど経過措置を設ける,このことは,願っていたことで評価できますが,今までも,一般会計から法定外繰入でやっと乗り越えてきた国保税だが,一般会計からの法定外繰入を年次的に圧縮することとするとあります。また,2018年度国保税の状況として,県下43市町村中,5市1町が値上げがありました。そのうち1市が,南九州市であります。ほかは,検討中か据え置きでありますが,南九州市は,値上げの改正です。 国民健康保険の加入者は,高齢者や低所得者が多く,医療費も年々増加していき,医療費抑制が求められる状態なのではないでしょうか。高齢者や低所得者が,安心して生活できることを求めて,条例の一部改正,値上げ改正に対し,反対の討論をいたします。 以上です。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第18号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
文教厚生常任委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第18号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第19号南九州市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(内園知恵子) 議案第19号南九州市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,反対の立場から討論いたします。 高齢化の進む中,高齢者にとって,今では介護保険制度が生きる支えとなっています。介護保険法の改悪で,昨年は,要支援1,2の方への予防給付を介護保険から外し,ことしは,3年に一度の介護保険料の改定の年です。 本市は,所得の低い順に第1号被保険者から第9号まで保険料が示されていますが,所得によって金額が上がっていきます。第1号被保険者で,現在,年額3万3,000円を3万8,400円と,年5,400円の値上げとなります。 年金は減らされ続け,介護保険料は値上げされ,年金から天引きでは,この先,年金だけで生活している高齢者は大変です。年金生活者が大半を占める65歳以上の第1号被保険者にとって,重い負担です。高齢者の負担を少しでも軽くするために,国からの補助を増やすように,市からも要請すべきです。 このように,市民を苦しめる介護保険条例の改正に反対して,討論といたします。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第19号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
文教厚生常任委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第19号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 ────────────────────
△日程第7―日程第8 議案第20号―議案第21号一括上程
○議長(伊瀬知正人) 日程第7,議案第20号南九州市一般住宅条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第8,議案第21号南九州市畑の郷水土利館条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とします。 本案について
産業建設常任委員長の報告を求めます。 [
産業建設常任委員長蔵元慎一議員登壇]
◎
産業建設常任委員長(蔵元慎一) おはようございます。
産業建設常任委員会に付託された議案第20号及び議案第21号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め審査いたしました。 まず,議案第20号南九州市一般住宅条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 本案は,入居者資格及び一般住宅の模様がえ等の要件を変更することに伴い,所要の改正をしようとするものであります。 現在,市営住宅の単身向け住宅は単身者しか入居できないが,市長が認める場合には小世帯でも入居できるようにすること,また,最近の若年層が求めるライフスタイルに合わせて,市がDIY住宅として指定する一般住宅において,本来ならば,原則禁止としている内装の改装をできるようにし,退去時の原状回復についても原則不要として入居募集することで,若者の定住促進及び市有財産の有効活用を図るものであるとの説明でありました。 委員から,内装の改修をどこまで認めるのかただしたところ,天井や壁のクロスがえ,色の変更はできるが,柱,敷居などの構造的な部分の改修はできない。条例改正後,ホームページ等で周知し,入居希望者には許可内容を記したマニュアルで詳しく説明をしていくとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第21号南九州市畑の郷水土利館条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 本案は,南九州市畑の郷水土利館の管理運営体制を見直すことに伴い,所要の改正をしようとするものであります。 改正内容は,使用時間を午前9時から午後4時までとし,休館日を日曜日,土曜日及び国民の祝日に関する法律に規定する休日並びに12月29日から翌年1月3日までとするもので,これまでの利用者の多くは予約をいただいており,今後は研修や学習の場としての運営に力を入れたいとの説明でありました。 委員から,今後の研修会等の開催についてただしたところ,特産品のお茶を使ったお菓子づくりや星空の観察会等の自然を生かした教育の場を提供していきたいとの答弁でありました。 委員から,KAM南薩で建てられた所期の目的を踏まえ,池田湖を中心とした南薩畑かん事業の歴史や成果を,地域の子どもたちに学習する場として活用してほしいとの意見が出されたところであります。 委員から,これまでの利用状況は,予約による団体での利用が多く,予約があれば休館日でも利用できるようにしており,また,予約がない個人客等については,曜日にかかわらず,ほぼ一定であることから,日曜日,土曜日及び国民の祝日を休館日としても利用者への影響はないと考えるとの意見が出されたところであります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,
産業建設常任委員長の審査報告を終わります。 これから議案第20号及び議案第21号の委員長報告に対する質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから議案第20号南九州市一般住宅条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第20号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり,決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第20号は,委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第21号南九州市畑の郷水土利館条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(日置友幸) 議案第21号南九州市畑の郷水土利館条例の一部を改正する条例の制定について,反対の立場から討論を申し上げます。 まず,本案は,現在火曜日となっている休館日を土日祝祭日とし,閉館時間を現在の5時から4時に変更するものであります。 現在,水土利館の利用者のほとんどは,曜日を問わず,予約団体利用がほとんどです。もし,一般客を想定せず,予約団体客のみを考えるなら,そもそも平日だろうと土日だろうと常時開館する必要はなく,完全予約対応でよいと思われます。しかし,本案が完全予約対応ではなく,むしろ週7日のうち5日開館するということは,一般利用客を想定しているということです。一般利用客を想定するなら,集客を図らないといけない。集客を図るなら,土日に開館しないといけない。だから,本案に反対です。この施設が利益を目的とする施設ならば,人件費のことを考えて,土日休館もありでしょう。収益目的の施設だったら,何はともあれ黒字を目指して赤字を減らすことが目的となるからです。 しかし,水土利館はそうじゃありません。あそこは,学習施設です。頴娃の近代農業の歴史を体系的に説明してくれる施設は,水土利館しかありません。図書館がそうであるように,平和会館がそうであるように,ミュージアム知覧がそうであるように,土日こそ,開館しなくてはいけない。収益で施設価値が図れないからこそ,利用者の数が施設価値を図る上で大切な要素になるんです。土日にあけないほうがいい学習施設なら,そもそも閉館すべきです。水土利館を残すのだったら,その利用者を増やそうという戦略がなくてはいけないんです。ありますか。利用者を増やそうという,意気込みが,戦略が,熱意があっての本案ですか。私が,本案に賛成できないのは,この点です。振り切った判断をしなければいけない。どちらかじゃないといけないんです。閉鎖か,活性化か,どちらか選ばなくてはいけない。現状維持が,一番いけないんです。本当は閉鎖したいけど,閉鎖したら補助金返納が2億6,000万かかるから閉鎖したくない,これが本音なんじゃないんですか。 しかし,あそこをあけるだけで,これからずっと一般財源が1,000万,毎年かかるんです。本当は閉鎖したい施設のために,将来世代が1,000万円払い続けるんです。耐用年数は,あと36年残っています。きのう卒業した小学校の子どもたちが48歳になるまで,1,000万払い続けるんです。私は,将来世代に説明がつかないと思います。本当は閉鎖したほうがいいと心の中で思っているなら,説明がつかない。返納について,県ともっともっと交渉しないといけなかったし,交渉したけど無理だというのならば,2億6,000万払う決断をしないといけなかったんです。それは,今の私たちのためじゃなくて,将来世代のためにです。逆に残すのだったら,施設価値を高めるチャレンジをしないといけない。誰もが難しいと思うチャレンジほど,失敗してもしょうがないで済むんです。難しい状況こそ,新しいことをやるチャンスなんです。 本案は,今を乗り切るのにはいいのかもしれません。だけど,今回の議会で大倉野忠浩議員の一般質問をきっかけに,多くの方がおっしゃっていました,「この町に住んでよかった,ここに生まれてよかった」,そんな町にしないといけない。そのためには,今を乗り切る決断じゃなくて,未来に問題を残さない決断をしないといけないんです。活性化なのか,閉鎖なのか。本案は,そのいずれでもないと思うので,私は反対です。 以上で,反対討論を終わります。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第21号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第21号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 ────────────────────
△日程第9議案第22号平成30年度南九州市一般会計予算
○議長(伊瀬知正人) 日程第9,議案第22号平成30年度南九州市一般会計予算を議題とします。 本案について,各常任委員長の報告を求めます。まず,
総務常任委員長の報告を求めます。 [
総務常任委員長西次雄議員登壇]
◎
総務常任委員長(西次雄)
総務常任委員会に付託された議案第22号平成30年度南九州市一般会計予算の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月9日と12日に開催し,執行部の出席を求め審査いたしました。 平成30年度予算の総額は,歳入歳出それぞれ211億1,900万円で,前年度比8億2,100万円の増となっております。 歳出の主なものについて申し上げます。 まず,総務費の主なものについて申し上げます。 一般管理費の庁舎管理費は,3庁舎内外の修繕,施設整備,維持管理に要する経費であります。 委員から,庁舎建設市民検討委員会委員の報酬等の内容についてただしたところ,庁舎建設の基本構想策定に向けた意見聴取を行うため,アドバイザーを含め各団体の代表者,地域の代表者等で構成し,人数は16人を予定しているとの答弁でありました。 財産管理費の財産管理関係費は,公有財産及び賃貸借財産等の維持管理に要する経費であります。 委員から,解体される老朽建物についてただしたところ,武家屋敷地区内の山之内家住宅の老朽化が激しいため解体するもので,今後も老朽化建物の解体については,計画的に実施できるよう検討していきたいとの答弁でありました。 企画費の友好姉妹都市交流推進費は,北九州市などとの交流に係る旅費,物産展運営委託料などが計上されております。 委員から,物産展の開催場所についてただしたところ,北九州市との友好姉妹都市交流10周年を記念して,東京浅草の「まるごとにっぽん」などで,北九州市と合同で物産展を開催するとの答弁でありました。 バス対策事業費は,ひまわりバス運行事業に係る経費及び調査等に要する経費であります。 委員から,デマンド交通等調査委託の内容について説明を求めたところ,バス運行の効率化,利用者の利便性向上を図るため,利用者が少ない路線を対象に電話予約などによる運行調査を予定しているとのことでありました。 住んでみよう応援事業費は,結婚を希望する独身男女に結婚のきっかけとなる出会いの場や情報提供などの支援を行うための経費であります。 委員から,出会いサポーター倶楽部の内容についてただしたところ,仲人的役割ができる方を団体などからの推薦により20人程度でサポーター倶楽部を設立し,会員登録への働きかけや会員同士の引き合わせなどの支援をしていくとの答弁でありました。 地域おこし協力隊設置事業費は,隊員の報酬や頴娃おこそ会事業負担金等に要する経費であります。 委員から,隊員の活動内容についてただしたところ,現在3人の隊員で活動を展開しているが,30年度下半期より1人増員し,商工観光課を拠点として武家屋敷地区を中心とした活性化のための活動を予定しているとの答弁でありました。 地域ブランディング事業費は,南九州市の魅力を紹介する静止画,動画及び統一デザインによるのぼり旗などのグッズ作成に要する経費であります。 委員から,事業への取り組みについてただしたところ,各地で開催するイベントや移住定住セミナー等において動画やデザインなどにより南九州ならではの素材を発信することにより,市の知名度アップやブランド化,ふるさと納税のPRにつながる取り組みを全庁的に行うとの答弁でありました。 平和会館管理費の一般経費は,知覧特攻平和会館の管理運営に要する経費であります。 委員から,知覧特攻平和会館管理組合の職員数,業務内容についてただしたところ,語り部6人,専門員1人,庶務担当1人の計8人で会館の説明や案内業務等を行っているとのことでありました。 世界の記憶推進費は,所蔵遺書等の保存及び世界の記憶登録推進に係る経費であります。 委員から,米国公文書館資料についてただしたところ,米軍が撮影した特攻に関する映像などであるとの答弁でありました。 賦課徴収費の固定資産税関係費は,固定資産税の賦課徴収に係る一般経費であります。 委員から,新築家屋等調査業務委託について説明を求めたところ,新築家屋の評価額算出のため,専門業者と職員が同行して調査するための委託料が含まれているとのことでありました。 次に,消防費について申し上げます。 消防総務費の広域消防組合費は,各署の管理費や消防車両更新などに係る普通負担金及び職員人件費等に係る消防組合への特定負担金であります。 委員から,各署の消防車両の更新があるかただしたところ,南九州消防署の高規格救急車1台,消防ポンプ車1台を更新する予定であるとの答弁でありました。 次に,歳入について申し上げます。 市税は,農業所得の増額見込みによる市民税の増額や,太陽光発電設備等の償却資産に対する固定資産税の増を見込み,前年度比1億2,199万4,000円増の35億8,950万2,000円が計上されております。 地方交付税は,漸減期間に入り4年目となり,交付税の算定額が減少していることなどから,前年度比1億1,500万円減の73億9,600万円で計上されております。 使用料及び手数料は,知覧特攻平和会館の入館者を前年度より少なく見込んで,前年度比3,076万7,000円の減で計上されております。 国庫支出金は,補助事業の採択により前年度比8,649万円の増となっております。 寄附金は,29年度実績によりふるさと寄附金の増額を見込み,前年度比3億20万3,000円の増となっております。 繰入金は,歳出との財源調整を図り,前年度比1億4,982万4,000円の減で計上されております。 委員会としては,庁舎建設市民検討委員会の予算も計上されているが,検討委員会の審議の内容等については議会を含め,市民への積極的な情報公開を求めるものであります。 また,南九州市課設置条例及び南九州市空家等の適正管理に関する条例の一部改正により防災安全課から建築住宅課へ事務事業が移管されるが,今後も遺漏なく事務事業の執行に努めるよう要望するものであります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案の所管に属する部分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
総務常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) 次に,
文教厚生常任委員長の報告を求めます。 [
文教厚生常任委員長吉永賢三議員登壇]
◎
文教厚生常任委員長(吉永賢三)
文教厚生常任委員会に付託された議案第22号平成30年度南九州市一般会計予算の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月9日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め,現地調査を踏まえて審査いたしました。 歳出について主なものを申し上げます。 まず,民生費の主なものについて申し上げます。 児童福祉総務費の児童福祉関係は,南九州市子ども・子育て会議の開催に要する経費と,市内各地域に子育て世代の交流の場の設置に要する経費が計上されております。 委員から,新規事業の子育て世代の交流の場の設置について説明を求めたところ,子育てグループや子育て世代の方から子どもが遊ぶ場所や交流の場がないとの声が多かったため,2歳から3歳児を対象にした遊具を設置し,親子で交流する場を確保,提供する事業である。設置場所は川辺・頴娃地域においては温泉センター内に,知覧地域においては未定で,平成30年度に公募する利用者支援事業者への依頼を予定しているとのことでありました。 保育所関係費の保育所等整備交付金事業費は,保育所等整備交付金要綱に基づき,施設整備を希望する保育所などに補助を行うもので,知覧地域の中央保育園の整備に要する経費が計上されております。 委員から,現地調査を踏まえ施設整備の計画の説明を受けたが,既存の施設を利用しながら,同敷地内に園舎の新築,備品などの移動,旧園舎の解体,外構整備の工事が計画されている。安全には十分な配慮をするなど,指導監督を徹底するよう意見要望がありました。 次に,衛生費について申し上げます。 健康管理費の妊婦健康診査関係費は,妊婦健康診査・歯周疾患検診に要する経費や,産後支援に要する経費が計上されております。 委員から,新規の産後ケアサービスの周知と利用者想定数についてただしたところ,周知については市報や母子手帳の交付の際に説明を行い,利用者数については近隣市の実績状況を参考に,宿泊型で3人の7日間,日帰り3人の7日間分を想定しているとの答弁でありました。 健康管理費の健康増進事業費は,健康相談・訪問指導及び各種健診などの実施に要する経費や,南九州市自殺予防対策計画の策定などに要する経費が計上されております。 委員から,南九州市自殺予防対策計画策定について説明を求めたところ,全市町村に策定が義務づけられており,業者に委託して市民の意識調査を行い,策定委員会を設置し,委員として地域の精神科医や警察・消防・民生委員などを任命して,年3回の開催予定である。また,庁内連絡会議を立ち上げ検討会を適宜開催し,年度末までに自殺予防対策計画の策定を行うとのことでありました。 環境衛生費の不快害虫対策費は,ヤンバルトサカヤスデのまん延防止と発生地区住民に対する家屋侵入防止薬剤購入費の助成に要する経費が計上されております。 委員から,発生当初がひどいことから,薬剤購入補助の周知やまん延の未然防止など,地元への支援や対策を今後も進めてもらいたいとの意見要望がありました。 じんかい処理費の一般経費は,家庭系一般廃棄物の収集運搬,リサイクル分別,石垣ごみ処分場,頴娃ごみステーションなどの管理運営に要する経費が計上されております。 委員から,川辺清掃センター焼却灰処分調査についてただしたところ,調査期間は2年間で,埋め立て処分された場所を2つの区域に分け,平成29年度半分程度の調査を行った。30年度に残り半分についても今年度と同じ内容の調査を行うもので,調査内容はダイオキシン類や重金属等の調査,ごみ質分析などの調査になるとの答弁でありました。 また,平成29年度調査結果についてただしたところ,3月中旬ごろに一次調査の結果が出る予定で,議会と地域住民に状況報告を行う予定であるとの答弁でありました。 次に,教育費について申し上げます。 学校共済住宅費の一般経費は,教職員住宅66戸の修繕費や剪定委託料など,住宅の維持管理に要する経費が計上されております。 委員から,土地測量図作成委託費についてただしたところ,旧神殿小の校長・教頭住宅は一筆の土地で隣地が民地となっていることから,境界を定める必要があり,土地家屋調査士に依頼し,地籍図に基づいて境界を確定する計画であるとの答弁でありました。 教育振興費の小学校教育振興事業費は,小学校における人材活用や特別支援教育の充実,教材備品等の整備,情報教育の充実を図るために要する経費が計上されております。 委員から,小学校英会話活動協力員について説明を求めたところ,現在小学校5,6年生に外国語活動が組まれているが,平成30年度からは3,4年生以上となり,平成32年度からは5,6年生は外国語科となる。小学校教諭が英語の教員免許を有しているわけでなく,今後,小学校教諭だけでの対応が困難であることから,各地域に1人,計3人を雇用し,支援活動を行う計画であるとのことでありました。 文化会館管理費の頴娃文化会館管理費は,頴娃文化会館の維持・管理に要する経費が計上されております。 委員から,キュービクル内ブレーカー取りかえ工事についてただしたところ,昭和59年建設以来ブレーカーが交換されておらず,電気管理委託業者から再三交換の指摘を受けてきた。多額の費用を必要とするため,3年の期間を設けて更新することとなったとの答弁でありました。 公民館費のひまわり館管理費は,ひまわり館の維持管理に要する経費が計上されております。 委員から,図書室部分の管理についてただしたところ,30年4月から図書室は指定管理となるが,指定管理は図書室の運営であり,施設管理は中央公民館で対応するとの答弁でありました。 図書館費の図書館運営経費は,指定管理者制度導入による民間活力を生かした図書館運営を目的に,2館1室の図書館の運営に要する経費が計上されております。 委員から,指定管理導入にあたり4月からの運営に問題はないかただしたところ,体制は順調に整いつつあり,基本協定を3月中に結び,4月からの運営開始に,特に支障はないとの答弁でありました。 文化財保護費の清水磨崖仏大五輪塔安定化事業費は,磨崖仏群の傾斜状況を把握する定点測量調査に要する経費が計上されております。 委員から,磨崖仏修復についてただしたところ,土質・地質の専門家やコンクリート工学専門家等を交えて検討したが,修復工法は決定できず,また,修復作業が成功する保証もなく修復により史跡を傷つけるのはよくないとの意見もあり,とりあえず見守ることになったとの答弁でありました。 委員から,磨崖仏の傾斜については見守るしかないということだが,岩屋公園内のさくらの館などに展示はできないのか,見せ方の工夫をする時期に来ているとの意見要望がありました。 以上,審査を踏まえ,委員から,財政状況の厳しい中,経常経費については極力節減した予算執行に努めるよう意見要望が出されました。 討論において,マイナンバー制度は行政の中での不具合が全国的に出てきている。出生祝金制度や敬老祝金制度の改悪,福祉の諸制度の住民の負担が増える形での予算が継続されている。また,図書館が指定管理へ移行するが,図書館こそ,この町の人づくりやまちづくりの政策上,重要な位置をなすものであるという点から反対するとの討論がなされ,採決の結果,賛成多数で,本案の所管に属する部分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
文教厚生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) 次に,
産業建設常任委員長の報告を求めます。 [産業建設委員長蔵元慎一議員登壇]
◎
産業建設常任委員長(蔵元慎一)
産業建設常任委員会に付託された議案第22号の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月9日,12日及び14日に開催し,執行部の出席を求め現地調査を踏まえて審査いたしました。 歳出の主なものについて申し上げます。 まず,農林水産業費の主なものについて申し上げます。 農業委員会費は,農地の利用調整や耕作放棄地の解消に努め,農業振興のための農業委員と農地利用最適化推進委員の活動に係る報酬が主なものであります。 委員から,制度改正による活動状況についてただしたところ,これまでは個々の活動が中心であったが,現在はそれぞれの活動のほかに地域ごとのグループによる調査等が行われており,委員間のコミュニケーションが図られ活動が活発化してきているとの答弁でありました。 機構集積協力金交付事業は,農地の集積・集約化を進めるための農地中間管理機構を通じて,農地を貸し付けた地域及び個人の支援を行うものであります。 委員から,事業の取り組み状況についてただしたところ,平成26年度から29年度途中までに約270ヘクタールの農地が集積・集約され,30年度では約61ヘクタールを予定している。今後は相続の未登記等の問題もあることから,大幅な事業進捗は難しいことが見込まれるとの答弁でありました。 グリーン・ツーリズム推進活動事業費は,都市と農村の交流を推進するためのグリーン・ツーリズム専門職員の配置,市ツーリズム協議会補助,田んぼアート事業補助が主なものであります。 委員から,今年度から新規に採用する嘱託職員の役割についてただしたところ,市ツーリズム協議会の運営事務,民泊受け入れ家庭の依頼活動,教育旅行セールス活動等であるとの答弁でありました。 茶業振興費の首都圏における知覧茶ブランド力強化対策事業費は,首都圏のアンテナショップ機能を有する東京浅草の「まるごとにっぽん」のブースに年間出店し,お茶をはじめ特産品等の新たな販路開拓,イベントの開催や観光PRを行い,お茶のまち南九州市の知名度向上を目指すものであります。 委員から,事業の展開について説明を求めたところ,広さ約2.7坪の専用ブースで年間を通じて管理業者に販売業務を委託する。定期的に行われる合同物産展などのイベントでは市特産品協会や商工観光課と連携してお茶をはじめ,本市の特産品を広くPRしていきたいとのことでありました。 畜産業振興費の強い農業づくり交付金事業費は,畜産物の安定供給を図るため,生産から流通までの強い農業づくりに必要な施設の整備等を行い,農家の経営安定を図るもので,加工品の高付加価値化と食品事業者への国産食材の供給拡大に取り組む株式会社エヌチキンの施設増設に係る経費を補助するものであります。 委員から,施設増設による新規雇用者の見込み数と事業者にかかわる市内関係養鶏業者数についてただしたところ,新規に約10人を雇用する予定であり,関係養鶏業者は10社であるとの答弁でありました。 農地費の団体営調査設計事業費は,農業生産力向上に向けた新規事業の基礎調査業務で汐見原地区の調査業務が主なものであります。 委員から,計画の概要について説明を求めたところ,大隣,菊永自治会から担い手に必要な農地整備の要望があり,中山間地域総合整備事業の新規採択に向けて計画を進めるとのことでありました。 次に,商工費の主なものについて申し上げます。 観光振興費の一般経費は,観光誘致活動,観光パンフレット作成,関係団体負担金等に係る経費であります。 委員から,県四地区観光連絡協議会負担金及び訪日外国人誘客事業負担金440万円が計上されているが,負担金としては高額である。観光客入り込み数の増加につながるなどの効果があらわれているかただしたところ,知覧地区全体の入り込み数は28年度までは10%ずつ減少している中,28年度の知覧武家屋敷庭園の外国人入り込み数は1万7,812人と増加している。また,大河ドラマ「西郷どん」の放映が開始された時期から徐々に増えているので,今後に期待したいとの答弁でありました。 次に,土木費について申し上げます。 道路橋梁整備事業費の市道単独整備事業費は,小田線ほか5路線の改良整備及び永田高田線ほか1路線の舗装整備に要する経費が計上されております。市道補助整備事業費は,社会資本整備総合交付金を活用し,橋梁長寿命化修繕計画に基づく濱田橋ほか4橋の橋梁修繕,小原霜出線の歩道整備,番所線ほか1路線の改良整備及び花園トンネルの詳細点検等に要する経費が計上されております。 委員から,厳しい財政状況においての地域からの要望に対する事業実施の優先度についてただしたところ,市道補助整備事業については国において,橋梁補修,歩道整備に重点的に予算が配分されており,一般的な道路改良については市が要望する3,4割程度しか予算の割り当てがない。市道単独整備事業については起債枠が少なくなっていることから事業量を減らさざるを得ない。このように財源的に厳しい状況の中で事業の進捗が図られない状況ではあるが,交通量の多い箇所,地域要望の強い箇所,安全性が担保されていない箇所を重点的に,かつ計画的に整備するとの答弁でありました。 公園施設管理費の社会資本整備総合交付金事業費は,平成32年に開催される国民体育大会に向けた知覧平和公園陸上競技場及び諏訪運動公園陸上競技場の段差解消工事等の施設の整備を行うものであります。 委員から,充当されている諸収入のスポーツ振興くじ助成金について説明を求めたところ,現在申請中であり決定ではないとのことでありました。 住宅整備費の社会資本整備総合交付金事業費は,牧之内団地建て替え造成工事や山田比良団地外壁改修工事等の市営住宅の整備・改修に要する経費が計上されております。 委員から,牧之内団地の排水改善についてただしたところ,造成の際にかさ上げを行うことで改善されるとの答弁でありました。 委員会として,市が行う整備事業の実施について,計画を立てた時期と実際に事業を実施する時期が離れていると時期を逸し,事業効果がなくなることも考えられる。要望があるので順次進めていくという考えもあるが,今後は人口減少や高齢化などで集落の規模もどんどん小さくなっていく。財政状況が厳しいことから,将来展望を見据え事業効果を考慮した事業実施を求めるものであります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案の所管に属する部分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,各常任委員長の審査報告を終わります。 ここで,しばらく休憩します。午前11時12分休憩───────────午前11時20分開議
○議長(伊瀬知正人) 再開します。 これから各常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(内園知恵子) 議案第22号平成30年度南九州市一般会計予算について,反対の立場から討論いたします。 農林水産業費のグリーン・ツーリズム推進活動事業費の専門職員の配置や産後ケアの支援員に対する予算など,新事業の予算に対して評価いたします。ですが,総務費の負担金補助及び交付金でマイナンバー関連予算が組まれております。 先日3月20日の報道では,日本年金機構から依頼された約500万人分の書類に記載されたマイナンバーや配偶者の所得などに関する情報を扱っていたものを,契約に反して入力を中国の業者に任せていたことが判明しました。このデータが外部に流出したかは定かではありませんが,大変なことです。国民に混乱と不安をもたらせております。このようにマイナンバー制度はまだまだ問題があり,とても不安で受け入れられるものではありません。よって,反対討論といたします。 民生費の出生祝金支給関係費では,第1子から支給になったことはうれしい限りでありますが,第2子5万円,第3子以上10万円の支給を廃止して一律3万7,390円となりました。このことに少子化の中で時代を担う子どもたちがたくさん誕生してほしいという願いを込めて,第2子5万,第3子以上10万円をもとに戻してほしいという要望をいたしておきます。 また,民生費のはり・きゅうなど施術料の助成事業費については,1回につき1,000円の助成金を800円に値下げしましたことで,先日,南九州市はり・きゅう師の方々から要望書が上がっておりましたが,25回分を20回に減少してでも1,000円の助成にしていただきたいというような要望でありました。 市民の健康保持と福祉の増進に寄与するためにも,もっと協議をしていただきたいことを要望いたして終わります。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。
◎議員(大倉野由美子) 議案第22号平成30年度南九州市一般会計予算について,前進面の評価と全体反対の立場で討論いたします。 まず,住民要求の実現の第一歩として評価する点です。 新年度予算の中で款3項2目1民生費児童福祉の中で市内各地域に子育て世帯の交流の場を提供するとして,川辺,頴娃の温泉センターの一角を確保し,子どものための遊具購入の予算です。 核家族化や晩婚化,親元を離れての出産,育児と子育て世帯が問題を抱える中で,子どもと遊びながら親同士の交流が図れる場所の確保は切実です。 設置は温泉センターということですが,温泉利用客との関係は今後大丈夫か,走り回る子どもにとって手狭ではないか,その場でお弁当などを持ち寄り会食は可能か,課題は残ります。 お母さんたちへこの事業の周知をし,親子で集い,交流の中で子育てがひとりぼっちでない状況をつくるために,今後,相談員の配置を含め,いつでも使えるよう保健センターを開放する道が開かれることを希望します。 次,款4項1目4子ども医療費助成事業は,乳幼児医療費助成について対象児童が限られたものですが,初めて医療費の現物給付に踏み切られました。今後,施策の充実を求めるものです。 以下,反対する点を述べます。 款9項5目1図書館の管理運営費に図書館指定管理費7,880万4,000円があります。図書館指定管理に関して市民からの反対の声が上がる中,行政改革の一環で決められましたが,図書館運営について市民の知的要求のセンターとして,その役割が損なわれることのないよう,また,働く人の身分保障が守られるために図書館運営は市直営に戻すことを要求します。 款9項5目1社会教育総務費の中で,南九州市家庭教育支援条例に基づき,ひまわりカレンダーの作成が予算化されました。まず,この条例は平成29年4月1日に施行されました。この条例の前文で,家庭は教育の原点であり,全ての教育の出発点であると言われますと言い,子どもたちを取り巻くさまざま問題を挙げながら時代を担う子どもが健やかに育つ環境づくりなど,家庭教育への支援をさらに強めることとうたっています。そして,第4条には保護者の役割として,1,家庭が子どもにとって安心できるように子どもに接することや家庭での役割分担など,各家庭が改めて家庭教育に対する責任を自覚することや役割などを述べています。 確かに,家庭教育が困難になっていることは事実です。しかしそれらは現代社会が抱える政治の貧困の中でリストラ,失業,格差社会,健康破壊などのように,働く人の無権利状態が進行し,国民生活に広がった格差や貧困は,子どもたちの生活の場を直撃しています。学校でも評価され,競争社会の中で子どもたちは学ぶ意欲を失っているのではないでしょうか。子どもの間にある不登校や引きこもり,非行や虐待などの原因は親にある,家庭教育が問題とした一義的な捉え方で行政が立ち入って,家庭はこうあるべきと一方方向に向かわせる条例は問題ではないでしょうか。さまざまな問題があるとき,ことの本質が見えなくなり,問題かつ解決をおくらせないか個人の自由な発想,生き方に影響を及ぼす問題があることを指摘し,この条例の廃止を求めて,2018年度予算に反対をします。
○議長(伊瀬知正人) ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第22号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する各常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第22号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 ────────────────────
△日程第10―日程第12 議案第23号―議案第25号一括上程
○議長(伊瀬知正人) 日程第10,議案第23号平成30年度南九州市
国民健康保険事業特別会計予算から日程第12,議案第25号平成30年度南九州市
介護保険事業特別会計予算までの,以上3件を一括議題とします。 本案について,
文教厚生常任委員長の報告を求めます。 [
文教厚生常任委員長吉永賢三議員登壇]
◎
文教厚生常任委員長(吉永賢三)
文教厚生常任委員会に付託された議案第23号,議案第24号及び議案第25号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月9日と12日に開催し,執行部の出席を求め審査いたしました。 まず,議案第23号平成30年度南九州市
国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。 国民健康保険事業は,平成30年度から県が財政運営の責任主体となって中心的な役割を担う一方,保険税の賦課徴収や被保険者の資格管理,保険給付,保健事業については,これまでどおり市町村が実施していくという共同運営方式となります。 歳入歳出予算の総額は,前年度比17.9%減のそれぞれ59億5,000万円となっております。 減額の主な要因としましては,新しい制度に移行することから共同事業拠出金などの事業が廃止されたことが影響しています。 まず,歳入の主なものについて申し上げます。
国民健康保険税は,現在の4方式の課税から段階的に3方式へ移行する予定であるとのことで,県から示された3方式の標準保険料率などを参考に,被保険者の税負担が急変しないよう,現行税率に対する伸び率0.09%の改定となっております。 県支出金については,これまでそれぞれの市町村国保に配分されていた国庫支出金などが県に配分され,市町村に交付されることにより大幅な増となっております。 繰入金については,保健基盤安定繰入金や財政安定化支援事業繰入金などのほか,財源不足分として一般会計から8,500万円の繰入れとなっております。 次に,歳出の主なものについて申し上げます。 保健事業費の医療費適正化特別対策事業費は,レセプト点検,医療費分析,分析に基づく重複頻回受診者や保健指導対象者への訪問指導,医療費の状況などの周知,糖尿病の重症化予防教室など,医療費の適正化を図るために要する経費が計上されております。 委員から,若年30歳代の健診事業と被保険者30歳以上の人間ドック等の違いについて説明を求めたところ,人間ドック等が補助金要綱に基づき補助金を交付するのに対し,若年30歳代の健診事業は,40歳以上の特定健診と同様,未受診者集団健診日にあわせて対象者に案内を行い受診してもらうもので,若い時期から健康への意識の高揚を図るための新規の取り組みであり,人間ドック助成との重複はできないとのことでありました。 委員から,30年度4月からの制度改正により,財政運営主体が県になるが保健事業で変わるものがあるか説明を求めたところ,共同事業が廃止となったが,通常の事業で変更となるものはない。財政運営責任主体が県となり,市町村事業費納付金制度という新たな仕組みに変わったが,各市町村はそれぞれで保険税率を定め,それに基づく保険税を賦課・徴収し,保険給付・資格管理,特定健診・人間ドックや医療費適正化の保健事業などを従来どおり行うとのことでありました。 討論において,県への移行に伴い保険税引き上げが予想されるということから反対するとの反対討論がなされ,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第24号平成30年度南九州市
後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。 歳入歳出予算の総額は,前年度比1.4%減のそれぞれ5億5,210万円となっております。 まず,歳入について申し上げます。 保険料については医療費等の動向を踏まえ,2年ごとに保険料率を見直すこととしており,30年度は見直しにより試算された保険料が計上されております。被保険者数は減少傾向にありますが,医療保険制度改革に基づき,前年度に引き続いての保険料軽減特例や賦課限度額の引き上げが影響し,前年度に比べ率にして1.1%の増となっています。 委員から,保険料の1.1%増について説明を求めたところ,後期高齢者医療制度は平成20年から開始し10年が経過したが,今まで特例負担軽減していた分を見直し,また,高所得者の賦課限度額も57万円から62万円に引き上げた影響などによるものとのことでありました。 次に,歳出について申し上げます。 後期高齢者医療広域連合納付金は鹿児島県後期高齢者医療広域連合へ,保険料及び保険基盤安定負担金など,納付する支出金が計上されております。 討論において,制度そのものが年齢を区切っている。加入者の一部負担増が含まれていることから反対するとの反対討論がなされ,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第25号平成30年度南九州市
介護保険事業特別会計予算について申し上げます。 歳入歳出予算の総額は,前年度比3.5%増のそれぞれ50億8,030万円となっております。 まず,歳入の主なものについて申し上げます。 保険料については,前年度より約1億円の増額計上となっております。これは第7次
介護保険事業計画に基づいた税率の改定によるもので,また,65歳以上の高齢者の増が見込まれることからによるものであります。 国庫支出金,支払基金交付金,県支出金は,歳出の保険給付費及び地域支援の事業費の財源割合に応じて計上されております。 繰入金については,保険給付の市町村負担金と事務費に係る経費を一般会計から繰り入れるものであります。 次に,歳出について申し上げます。 地域支援事業費の介護予防普及啓発事業費は,介護予防に資する基本的な知識を普及するため,パンフレット作成や介護予防の講演会・相談会開催に要する経費が計上されております。 委員から,講演会・相談会の開催についてただしたところ,市全体で健康教室が160回ほど開催され,参加者数は3,000人程度であったとの答弁でありました。 地域支援事業費の地域介護予防活動支援事業費は,地域活動組織への支援・協力や貯筋運動の地域への推進,自主運営の定着を図るために要する経費が計上されております。 委員から,貯筋運動などの取り組みについて説明を求めたところ,平成28年度から鹿屋体育大学との共同事業であり,指導者講習会や貯筋運動を実施している。 指導者講習会については2年間で120人が養成講座を修了し,修了した方が地域や施設等で指導を行っているとのことでありました。 討論において,平成30年度から平成32年度の税率引上げが含まれる予算提案であることから反対するとの反対討論がなされ,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
文教厚生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,
文教厚生常任委員長の審査報告を終わります。 これから議案第23号から議案第25号までの,以上3件の委員長報告に対する質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから議案第23号南九州市
国民健康保険事業特別会計予算についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(大倉野由美子) 議案第23号平成30年度南九州市
国民健康保険事業特別会計予算について,反対の立場で討論します。 国民健康保険が2018年度からの都道府県単位化で実質的には国保の実務や賦課徴収,給付や健診などは市町村が行いますが,国保財政を県が握ることになります。 これまで南九州市は県下の中でも保険税が2番目に高く,滞納者も増えております。国保不納欠損処理で平成26年度592万1,134円,件数で405件,それが,平成28年度に1,630万6,290円,件数が1,029件と大きく不納欠損処分が増えております。 県への移行事業で,平成30年度改定によると全体で0.09%,金額で94万円の増額が示されました。このことは納める市民へはどれほど上がるのか,いまだに示されていません。 今,市に求められているのは高すぎる国保税を,これをどのように払える国保税にするのか,市民の命を守る制度にし,国民皆保険を守るかどうかです。 市は一般会計からの繰り入れを,平成27年度2億8,560万円だったものを平成29年度には1億4,500万円に削り,さらに平成30年度は8,500万円,この結果,平成28年度の保険税大幅引き上げに続き今回の値上げです。 鹿児島県
国民健康保険運営方針では,国保特別会計の収支の均等が重要だとして,市町村の決算補填などを目的とした法定外繰り入れを段階的に解消することや,段階的な赤字解消の努力を求めています。 市のこの間の国保事業に対する姿勢は,このことを先取りしたものと言わざるを得ません。市は国保の滞納者に対する不納欠損処理を,毎月,市に金額を決めて納める努力をしている方の短期保険証受理者に対しても差し押さえを行っている実態があります。 収納対策が行き過ぎたものにならないようにしていただきたい。今回の制度変更に伴って,県下の自治体は保険料の据え置きが24自治体,引き上げは南九州市はじめ6自治体,検討中は6自治体と明らかになりました。国保加入者が農業者や年金生活者,仕事のない若者加入が増えるなど構造的な問題があり,加入者の保険税滞納も増えています。 国,県への財政的措置を要求することを求めて,反対といたします。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第23号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
文教厚生常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第23号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第24号平成30年度南九州市
後期高齢者医療特別会計予算についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(大倉野由美子) 議案第24号平成30年度南九州市
後期高齢者医療特別会計予算につきまして,反対の立場で討論いたします。 まず,後期高齢者医療制度は平成20年度から開始をいたしました。10年が経過をし,特例の負担軽減をしていた分が今回見直されます。また,高所得者の賦課限度額も57万円から62万円に引き上げられたわけです。 制度ができたときから共産党は,この医療制度は年齢を区切り,医療に差別を持ち込むものだとして反対してきました。この間,現役並み所得者の窓口負担を増やすことになりましたが,年をとっても安心して暮らせる医療の提供が大事であり,反対といたします。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第24号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
文教厚生常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第24号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第25号平成30年度南九州市
介護保険事業特別会計予算についての討論を行います。 まず,本案に反対者の発言を許します。
◎議員(大倉野由美子) 議案第25号平成30年度南九州市
介護保険事業特別会計予算について,反対の立場で討論いたします。 今回,3年ごとの見直しによる保険料は,平均で5,500円が6,400円の大幅引き上げです。この間,制度改編がさまざま進み,制度開始以来,介護保険制度は保険あり介護なしだと受給者を含めて,これが国民の思いです。 国による医療介護の大幅予算の削減で,医療の必要な人を病院から追い出し,介護保険では,介護保険認定者3,068名のうち,介護保険へさらに在宅ヘと流れをつくりますが,昨年からの介護保険,要支援1,2の方の保険外しでは介護保険認定者3,068名のうち707名,4割の認定者を地域包括の総合事業へと移行させました。 介護の現場では労働条件の改善が進まず人が集まらない,過重労働が解消されず,それは利用者も安心できない状況となっています。介護事業者からは事業継続を危ぶむ声も聞こえてきます。住みなれた地域でいつまでも安心して暮らしたいのは,誰もの思いです。 以上,反対といたします。
○議長(伊瀬知正人) 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) これで討論を終わります。 これから議案第25号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
文教厚生常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第25号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 ────────────────────
△日程第13―日程第15 議案第26号―議案第28号一括上程
○議長(伊瀬知正人) 日程第13,議案第26号平成30年度南九州市
農業集落排水事業特別会計予算から日程第15,議案第28号平成30年度南九州市
水道事業会計予算までの,以上3件を一括議題とします。 本案について,
産業建設常任委員長の報告を求めます。 [
産業建設常任委員長蔵元慎一議員登壇]
◎
産業建設常任委員長(蔵元慎一)
産業建設常任委員会に付託された議案第26号,議案第27号及び議案第28号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。 委員会は3月14日に執行部の出席を求め審査いたしました。 まず,議案第26号平成30年度南九州市
農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。 本案は,知覧垂水地区,川辺東部地区及び瀬世上地区の農業集落排水事業に係る経費であります。 平成30年度予算の歳入歳出の総額は,歳入歳出それぞれ7,540万円で,前年度比200万円の減となっております。 歳入の主なものは,排水使用料,県補助金及び一般会計繰入金であります。 歳出の主なものは,施設の維持管理費及び市債償還金であります。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第27号平成30年度南九州市
公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。 平成30年度予算の歳入歳出の総額は,歳入歳出それぞれ1億3,730万円で,前年度比720万円の減となっております。 歳入の主なものは,下水道使用料及び一般会計繰入金であります。 歳出の主なものは,知覧浄化センターの維持管理業務委託料及びマンホールポンプ等の汚水管渠施設の維持管理費並びに償還金であります。 委員から,国の指導による公営企業会計の適用に向け,公営企業法適用支援業務委託料が平成31年度までの債務負担行為として設定されているが,国の支援はないのかただしたところ,適用支援業務委託料の総額は約3,000万円であるが,この業務に係る補助金はないとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に,議案第28号平成30年度南九州市
水道事業会計予算について申し上げます。 30年度の業務の予定量は,給水件数1万9,159件,年間総給水量を418万8,720立方メートルと見込んでおります。 まず,収益的収入及び支出から申し上げます。 収益的収入の主なものは,水道料金であります。 収益的支出の営業費用は,人件費,減価償却費,送水ポンプ等の動力電気料が主で,そのほか漏水修繕やメーター交換に係る経費並びに水道メーター検針や水質検査の委託料等が計上されております。 また,営業外費用は企業債等の償還利息並びに消費税等であります。 次に,資本的収入及び支出について申し上げます。 資本的収入は,老朽施設の更新及び拡張工事に伴う水道事業債であります。 資本的支出は,拡張費として遠方監視装置新設工事ほか3地区における配水管新設拡張のための工事請負費など,改良費として知覧地域中部水源地増補工事ほか21件の工事請負費などが計上されております。 委員から,知覧地域中部水源地増補工事について説明を求めたところ,この施設は知覧地域の新町,打出口,霜出,浮辺,上木原までの広範囲を給水区域としており,供給開始から約44年が経過し,老朽化していることから,事業費1億5,800万円をかけ施設及び設備を改修し,給水区域内の水道水の安定供給を図るとのことでありました。 委員から,多くの老朽管更新工事が計上されているが,石綿管の布設替えを含むのかただしたところ,石綿管の布設替えは終了している。また,更新した水道管も年数とともに老朽化していくことから,老朽管更新は継続して行っていかなければならないと考えているとの答弁でありました。 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 これで,
産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,
産業建設常任委員長の審査報告を終わります。 これから議案第26号から議案第28号までの,以上3件の委員長報告に対する質疑を一括して行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから議案第26号平成30年度南九州市
農業集落排水事業特別会計予算についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第26号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第26号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第27号平成30年度南九州市
公共下水道事業特別会計予算についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第27号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第27号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 次に,議案第28号平成30年度南九州市
水道事業会計予算についての討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから議案第28号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は原案可決です。本案は,委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 [賛成者起立]
○議長(伊瀬知正人) 起立多数であります。議案第28号は委員長の報告のとおり原案可決されました。 ────────────────────
△日程第16同意第1号南九州市副市長の選任につき同意を求めることについて
○議長(伊瀬知正人) 日程第16,同意第1号南九州市副市長の選任につき同意を求めることについてを議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 同意第1号南九州市副市長の選任につき同意を求めることについて,御説明申し上げます。 本案は,本多公明副市長から退職願が提出されたため,後任として福留保氏を南九州市副市長に選任したいので,地方自治法第162条の規定により,議会の同意を求めるものでございます。 任期は,平成30年4月1日から平成34年3月31日まででございます。 以上で,提案理由の説明を終わります。御審議の上,御同意いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから同意第1号を採決します。 お諮りします。本案は,これに同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 異議なしと認めます。同意第1号については,同意することに決定しました。 ────────────────────
△日程第17議案第29号南九州市
合併新市基本計画の変更につき議会の議決を求めることについて
○議長(伊瀬知正人) 日程第17,議案第29号南九州市
合併新市基本計画の変更につき議会の議決を求めることについてを議題とします。 本案について,提案理由の説明を求めます。
◎市長(塗木弘幸) 議案第29号南九州市
合併新市基本計画の変更につき議会の議決を求めることについて,提案理由を御説明申し上げます。 本案は,東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部改正に伴い,合併特例債等の起債可能期間が5年間延長されたため,市町村の合併の特例に関する法律第6条第6項の規定に基づき,南九州市
合併新市基本計画の変更について,議会の議決を求めるものでございます。 なお,今回変更をされますと合併推進債の借り入れが平成34年度まで可能となります。 以上で,説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(伊瀬知正人) これをもって,提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(伊瀬知正人) 反対討論なしと認めます。 次に,本案に賛成者の発言を許します。 [「なし」と呼ぶ者あり]